人のわきの下には、アポクリン汗腺・エクリン汗腺・皮脂腺の3種類の分泌腺があります。
エクリン汗腺から出るのは、スポーツなど運動を行った際や気温が高いときに出る体温調節のための「汗」です。
この汗はさらさらで粘りはほとんどなく、ほぼ水分です。少しだけ塩分が含まれています。
汗がしょっぱいのは塩分が含まれているからです。
この汗には皮膚の表面に繁殖しようとしている雑菌を退治する
役割もあり、弱酸性です。一般の成人はこのエクリン汗腺から
出ている汗を2リットルかいていると言われています。
エクリン汗腺は全身に200万以上あり、その働きで肌に水分を保たれて潤っています。皮脂腺も同様で、成分は
脂肪酸グリセリンエステルで脂肪を含んでおり、肌の健康
を維持しています。
残りの一つが、アポクリン汗腺から出る汗です。この汗腺は、わきの下のほかに、性器周辺、耳の中、乳首周辺などの特定の部位に存在するものです。
このアポクリン汗腺から出る汗は粘り気があり、脂肪・鉄分・色素・アンモニアなども含んでいて、
汗じみ・黄ばみの原因になります。また、わきがの直接の原因にもなっています。
わきがが汗じみ・黄ばみなどと併発するのはこのためです。
わきがの治療をするには、この3種類の分泌腺の働きを調整していく必要があるのです。